アトピー性皮膚炎を知る
アトピー性皮膚炎の症状
アトピー性皮膚炎の症状は強いかゆみと湿疹
アトピー性皮膚炎では、強いかゆみのある湿疹がくり返しあらわれます。
症状が出やすい部位は年齢によって異なることが知られており、からだの左右対称に湿疹があらわれることが多いという特徴もあります。
さまざまな湿疹のタイプ
湿疹があらわれ出した時は、赤くなったりブツブツができたりします。また、これをかきこわしてしまうと「かさぶた」のような状態になります。
そして症状が長引くと、皮膚はゴワゴワして厚くなります。
アトピー性皮膚炎の特徴的な症状
赤くなる
![赤くなる](/assets/img/about/figure_3_1.jpg)
ブツブツができる
![ブツブツができる](/assets/img/about/figure_3_2.jpg)
かさぶたができる
![かさぶたができる](/assets/img/about/figure_3_3.jpg)
皮膚が厚くなる
![皮膚が厚くなる](/assets/img/about/figure_3_4.jpg)
佐伯秀久ほか : アレルギー誌.2021;70(10):1257-1342.「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021」より一部抜粋
年齢別にみた湿疹の出やすい部位
乳児期(2歳未満)は、「ほほ」、「ひたい」、「頭の露出部」などの頭部に乾燥が原因となって赤みが引き起こされるのが特徴です。また、それに続いて、「肘」や「ひざ」などの関節部分に湿疹が出やすくなります。幼小児期・学童期(2〜12歳)は、顔の湿疹は減りますが、「くび」、「わきの下」、「ひざの裏」など、関節部分に症状が出やすくなります。最後に、思春期・成人期(13歳以上)は、「頭」、「くび」などからだの上半身に症状が出やすくなります。また、かゆみの強い湿疹が、「手」や「足」に出る場合もあります。
アトピー性皮膚炎の湿疹が出やすいところ
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症状が出やすいところ
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比較的症状が出やすいところ
![乳児期](/assets/img/about/figure_3_5.jpg)
乳児期
![幼少時期・学童期](/assets/img/about/figure_3_6.jpg)
幼小児期・学童期
![思春期・成人期](/assets/img/about/figure_3_7.jpg)
思春期・成人期
気になる症状がある場合は、医師に相談してみましょう。