
アトピー性皮膚炎の症状と原因
アトピー性皮膚炎の症状は強いかゆみと湿疹
アトピー性皮膚炎では、強いかゆみのある湿疹がくり返しあらわれます。
症状が出やすい部位は年齢によって異なることが知られており、からだの左右対称に湿疹があらわれることが多いという特徴もあります。
さまざまな湿疹のタイプ
湿疹があらわれ出した時は、赤くなったりブツブツができたりします。また、これをかきこわしてしまうと「かさぶた」のような状態になります。
そして症状が長引くと、皮膚はゴワゴワして厚くなります。
アトピー性皮膚炎の特徴的な症状
赤くなる
ブツブツができる
かさぶたができる
皮膚が厚くなる
佐伯 秀久ほか : 日皮会誌. 2024 ; 134(11) : 2741-2843. 佐伯 秀久ほか : アレルギー. 2024 ; 73(9) : 1025-1125.
年齢別にみた湿疹の出やすい部位
乳児期(2歳未満)は、「ほほ」、「ひたい」、「頭の露出部」などの頭部に乾燥が原因となって赤みが引き起こされるのが特徴です。また、それに続いて、「肘」や「ひざ」などの関節部分に湿疹が出やすくなります。幼小児期・学童期(2〜12歳)は、顔の湿疹は減りますが、「くび」、「わきの下」、「ひざの裏」など、関節部分に症状が出やすくなります。最後に、思春期・成人期(13歳以上)は、「頭」、「くび」などからだの上半身に症状が出やすくなります。また、かゆみの強い湿疹が、「手」や「足」に出る場合もあります。
アトピー性皮膚炎の湿疹が出やすいところ
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症状が出やすいところ
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比較的症状が出やすいところ
乳児期
幼小児期・学童期
思春期・成人期
気になる症状がある場合は、医師に相談してみましょう。
アトピー性皮膚炎の原因は人それぞれ
アトピー性皮膚炎の発症、悪化に関する原因は患者さんによって異なります。そのため、患者さん一人一人に合わせた対策が必要となります。
アトピー性皮膚炎の発症
乳児期の皮膚は、「バリア機能」が未発達で、外からの刺激を受けやすくなっています。また、成人であっても皮膚の乾燥などにより、「バリア機能」が弱くなることがあります。そこに精神的ストレスによるかきこわしや日常生活におけるさまざまな刺激が加わることで皮膚の「バリア機能」はさらに低下し、アトピー性皮膚炎が発症します。
なお、乳児期にアトピー性皮膚炎があると、食べものによって起こる「食物アレルギー」が起こりやすくなるなど、アトピー性皮膚炎は他のアレルギーの発症にも関係する可能性があります。
アトピー性皮膚炎の悪循環
アトピー性皮膚炎は、外からの刺激だけでなく、患者さん本人が自分の皮膚をひっかくことで悪化させてしまいます。皮膚をひっかくことで皮膚の「バリア機能」が低下し、炎症が起こり、かゆくなり、さらに皮膚をひっかいてしまいます。このような悪循環がアトピー性皮膚炎では常に起こっていることが知られており、アトピー性皮膚炎の治療ではこの悪循環を断ち切ることが大切です。
アトピー性皮膚炎の悪循環






