子どものアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎Q&A

症状が治まったら、お薬はやめてもいい?

アトピー性皮膚炎は良くなったり悪くなったりをくり返す病気です。そのため、表面上は症状がなくても、皮膚の下に炎症が残っていることがあります。自己判断でお薬をやめたり量を減らしたりせずに、医師の指示に従ってお薬を使用することが大切です。

子どもでもステロイドを使っていい?

ステロイド外用薬は、炎症を抑えるお薬の1つです。アトピー性皮膚炎では、炎症が起こり、かゆくなり、さらに皮膚をひっかいてしまう、そしてまた炎症が起こるという悪循環が起こっています。そのため、かゆみを引き起こす皮膚の炎症を早期に抑えることが重要です。
子どもであっても、医師の指示に従ってステロイド外用薬を適切に使用することで、全身に影響を及ぼすような副作用をほとんど出すことなく、皮膚の炎症を抑えることができます。その他にも、何かお薬に関して気になることがあれば、医師に相談してみましょう。

プールや海は入ってもいい?

炎症が強い場合を除き、プールや海に入ることができます。
ただし、アトピー性皮膚炎は、プールの塩素や海水、紫外線の刺激により症状が悪化することがあります。そのため、プールや海に入る際はできるだけ肌の露出を避けましょう。その上で、プールや海から上がったら、すぐに真水のシャワーを浴びて、塩素や海水を洗い流し、保湿外用薬などによるスキンケアを行うことが大切です。

汗をかいたらどうすればいい?

汗をかくことは悪いことではありません。しかし、汗や汚れを長時間放置しておくと、症状の悪化につながることがあります。スポーツや学校の課外授業などで汗をたくさんかいたり、皮膚が汚れたりしたときは、帰宅後すぐにシャワーを浴びて、できるだけ早く保湿をしましょう。また、必要に応じて、帽子、長袖、長ズボンを着用すること、日焼け止め、虫よけを使用することも大切です。